お断りする縁
同じことを見ていても、受け取り方はそれぞれです。
個顔屋のセッションでは、お繋ぎした内容の眺め方や、語りとして受け取った内容を精査しながら、少しでも分かりやすくその意図が伝わるようにと努めていますが。
どんなに心を尽くしても、受け取る相手の見ている世界があまりにも違うと、本来手渡したかった意図が歪められ、その内容が都合のいいように変換されて受けとられることもあり。
それが起きた時。それはもう、私の手の届かない範囲のこととして。受け取るか受け取らないかを含め、全ての循環に委ねて送り出すようにもしています。
なので、そもそも自分の今と向き合う覚悟がない状態にある方や、どんなに誠意をつくしても都合のいい解釈でしか聞けずあまりにも意思疎通ができないと判断した方に関しては、どの時点であっても、ご予約をお断りさせていただくことがあります。
セッションとは、お互いの「信頼関係」ありきで成り立つものだからです。
発する側も、受け取る側も。お互いが自分の人生に責任を持っていないければ、自分がどんな音を発し、どんな音を磨こうとしているのかがわからないまま、相手の人生にズカズカ踏み入り、音を濁していることにも気づけません。現実での不調和が起こるということは、場の調和が取れない何かがあるということ。それに気づくための場が個顔屋でのセッションなので。
「自分の人生」と「相手の人生」に配慮を持って関わる。
セラピストは願いを叶える者でも、指導する者でも、救う者でもなく。同じ一人の人間です。なので、見えない領域での許可以前に。この現実世界での信頼関係を築くことができなければ、セッション自体に至ることはできないと思っています。
受け取った情報をどう変換するか。
いかに自分の感情や思考を挟まないようにするか。
どれだけ中立のポジションにいることができるか。
受け取る情報を少しでもクリアな状態でお繋ぎできるように。
その状態に徹することが可能なご縁だけを承らせていただいています。
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