感情が暴走してる時はまず「自分」に戻る
自分の気持ちをうまく話せない時って、人間関係が思わぬ方向に絡まっていきますよね。
しかも〝自分がどれだけ相手のことを思っているか〟っていうのを、相手にわかって欲しいっていう気持ちが強いほど厄介になることがある。
お互いが自分の気持ちを主張しすぎると、泣いて、怒って、暴れて。いかに自分が受け入れてもらうかということしか考えられなくなって。なんかおかしいことになっていく。
本当は、自分の中にある傷に気づいて欲しいだけで。その傷を癒やすために、優しくされたり大事にされているっていいう体験がしたいだけなのに。それをしようとすればするほど、自分の傷と相手の傷が、ただただえぐられ続けるような時間だけになり。癒やしどころか、誰かと関わることが怖くなって、自分と関わることさえ嫌になって、つながりの全てを断ちたくなっていく。
そんな時はとことん、つながりを断つ時間に浸った方がいいと思ってます。不思議なんですけど。断つと、自ずと、つながりに気づけるようになっているから。
例えば、感情が暴走している時の対策として推奨されている深呼吸。
あれって、深呼吸なんてしてられないから!って時あるじゃないですか。
あの時の体の状態って、自分にベクトル向きすぎて、これ以上、自分以外のものなんて吸い込めない!って状態になってるので。なんとかしようとするほど、余計にパニクります。
だから、なんとかしようとするより、息を止めてみる。なんとかすることをやめてみる。
そうしたら、限界きて、吸うか、吐くか、をせざるをえなくなるので。
自ずと、自分以外の世界と繋がって、また呼吸という循環に戻れるようになるのと同じような感じです。
そして、息を取り戻したら、自分のハラの内を知るってことに没頭する。
自分が何を考えていて、何を大事にしたいと思っていて、どんな偏りを持っているのか。いろんな角度から、自分を知ろうとしてみる。自分のポジションを掴む感覚が持てるようになると、感情の波がきても、その暴走に人生を狂わされることがなくなります。こればかりは、頭で理解できるもんじゃないので。自分の人生の中でその感覚を掴んでいくしかないんですけど。
自分が整っていくと、この世界には自分と違う意見があってよくて。自分も違う意見を持っててよくて。それがわかるようになってくると、傷つけたとか、傷つけられたとかにならなくなっていっていく。
人間関係のストレスって、お互いが自分の傷を守り合おうとした結果起こることがほとんどなので。ストレスを減らすために必要なことって、いかに自分が傷だと思っている〝偏った捉え方〟をリニューアルし続けていけるか。
それだけになるんじゃないかと思ってます。
暴走して自分を責めすぎず、相手を責めすぎず。
とりあえず、まず「自分」に戻ってくる一手間。
大事ですね。
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